西荻窪駅でひとりランチできる店をさがした。
沖縄食堂を発見。
外に置いてある看板で定食メニューの内容がよくわかる。本格的な沖縄料理がいろいろ食べられそう。
外からガラスごしに中のようすがよく見える。
ひとり客に対応したカウンターもあるようなので入ってみた。
平日の2時前はそんなに混んでおらず、くつろげそうなまったりとした雰囲気がただよっていた。
野菜を食べたかったので、ゴーヤチャンプルー定食(税込830円)を注文した。
アーサ汁(海藻スープ)を+200円でハーフ沖縄そばに変えられるというので、変更した。
期待にたがわずゴーヤチャンプルーはゴーヤたっぷり、野菜たっぷりでおいしかった。
思ったよりも量が多かった。
具材は、ゴーヤ、モヤシ、ニンジン、玉ネギ、卵、ポークなど。
ラードが使われているのか、香ばしい。
沖縄そばは、今まで食べた沖縄そばの中でいちばん麺が太かった。食感がプリプリしていてとてもおいしい。ハーフでも食べごたえがある。
沖縄そばの具は、昔ながらのレシピで作った(?)じっくり煮込んで脂のぬけた三枚肉、かまぼこ、青ネギとシンプル。
お好みで卓上にある紅ショウガ、島とうがらし(=コーレーグース※島唐辛子を泡盛に漬け込んだ調味料)をプラスして。
沖縄そばのスープはあっさりしていて塩分も強すぎず食べやすい。
こうやって星の浜食堂のレビューを書いているうちにまた沖縄料理を食べたくなってきた。沖縄料理大好き。
さて、一般の定食に付いている漬物がわりに、なにか味噌のようなものが小皿にのっていた。
なんの説明もなかったので、最初はコレをどうしたらいいのかあれこれ悩んだ。
ゴーヤチャンプルーに好みに応じて加えるのか?
そのまま食べるのか?
最終的に、ごはんの添え物だろうと判断した。
なにしろゴーヤチャンプルーはうす塩味なので、和食の甘辛味と比べればごはんのおかずとして弱い。
それで味噌がサポートにきたのだろうと。
食べてみると、味噌が甘かった。
ともかくごはんのおかずにして食べた。
よけいなことだが、ごはんはちょっと乾燥気味のポソポソした食感だった。
沖縄風なのか、その点についてはわからないが、ごはんにだけは期待しないほうがいい(たまたま釜に残った最後のごはんだったのか?)。
甘い味噌は、あとからインターネットで調べると、「ピーナッツ甘味噌」という沖縄料理なのかも。
星の浜食堂はとても居心地が良くて、食事が終わってもずっとここにいたい感じだった。
なので食後のドリンクとして、さんぴん茶(=ジャスミンティー/税込280円)を追加注文した。
さんぴん茶はペットボトルのジャスミンティーよりも濃くて味わい深かった。
星の浜食堂は、昼間から食堂兼居酒屋的な店で、私がランチしているときも中年カップルがテーブル席で楽しく飲んでいた。
とても料理がおいしいし、のんびりできる都内では貴重な存在の店だと思った。ぜひまた行きたい。
あと星の浜食堂は営業時間が少し謎で、昼11:00~朝7:00(LO6:00)だ。休憩なしで朝まで営業している。しかも年中無休。
客は便利だけど、働くスタッフは大変だ。
終電をのがして行き場をうしなった時、ハンパな時間をやり過ごしたい時に、星の浜食堂までたどりつければ安心だ。