「ながらみ」を初めて買ってみた
スーパーで食べたことのない貝を見つけて、美味しそうだったので買ってみた。
貝の名前は「ながらみ」。
聞いたことのない名前だ。
知人が「塩ゆでして生姜醤油につけて食べるといいよ」とアドバイスしてくれた。
「ながらみ知ってるの?」と訊くと、「だって千葉(出身)だもん」という答えだった。
私が買ったながらみは愛知県産で、千葉県とながらみの関係がよくわからなかったが・・・
夜、夫が帰宅してながらみを見つけた。
「この貝、最近職場で話題になった」という。
千葉出身の同僚2人が、ながらみが美味しいという話をしていたが、夫はながらみを知らなかったので話題についていけなかったという。
その話題の貝が自宅に!?と、いうことで驚いていた。
そして、さっそく写真を撮って同僚にメールしていた。
ながらみの砂抜き(失敗例も)
ながらみを調理するのは初めてなので、インターネットで砂抜き方法について調べてみた。
“スーパーで売っているものは砂抜き済みが多いので、そのまま調理すればよい”と書いている人もいた。
信じかけたが、以前ホンビノス貝をスーパーで買って調理方法を調べたときにも、インターネットには「砂抜きする派」と「砂抜きしない派」、「砂抜き短時間派」と「砂抜き長時間派」がいた。
実際に一晩かけて砂抜きしたホンビノス貝は美味しかったが、2度目に買ったとき、短時間で砂抜きしたホンビノス貝には砂が残っていた。
そんな経験もあり「砂抜き不要」説を信じて失敗するのがこわかったので、ながらみも念のため砂抜きすることにした。
砂抜き用の水を3パーセントの塩分濃度に調整して、ザルをのせたボールにながらみを入れた。
夫が帰宅するまで4時間以上冷蔵庫の中で砂抜きをした。
ところが、塩ゆでして食べたながらみには結構な量の砂が残っていた。
(塩ゆで方法は、鍋にながらみがしっかりつかる量の水と少量の塩とながらみを入れてフタをして火にかけた。沸騰したらすぐ火を止めて、そのまま余熱で10分間放置した)
特に尻尾の先(?)みたいな部分に砂がたまっているようだった。
まるで海老の背わたを食べているような不快な食感。
2個目のながらみを食べるとき、調理ばさみで先の黒っぽい内臓部分(?)をカットして食べた。
今度はほとんど砂っぽさがなくなった。
でも、もっと美味しくながらみを食べるために、一晩かけて砂抜きをやるべきだったと反省した。
私がながらみを購入したスーパーは大手ではなく小さいスーパーだったので、砂抜きはされていなかったものと思われる。
食べ方は、塩ゆでしただけでも海の香りが楽しめて美味しいし、知人のアドバイスに従って生姜醤油をつけて食べても美味しかった。
(砂問題もあり)一度で食べ切れなかったので、残りは味噌汁にでもしようと思った(↓塩ゆでしたながらみ)。
結局、残ったながらみは、夫が油揚げと一緒に炊き込みご飯に仕立ててくれた。とても香りがよく、味わいも最高でおいしかった。もちろん尻尾の部分はカットして使ったので、砂はまったく気にならなかった。ながらみの炊き込みご飯はおすすめ。