ファミマのフードドライブに参加
ファミリーマートでは家庭で食べ切れない食品を回収して、食支援が必要な人に届ける事業をおこなっている。
正確にいえば、ファミマは一般の人が食品を持ち寄る場を提供していて、集まった食品を回収して必要な人に届けるのは自治体や地域のNPOらしい。
私は以前から子ども食堂の活動などに関心があり、自分でもなんらかのサポートをおこなえればいいのにと思っていた。
ファミマA
だから近所のファミマAにフードドライブの食品回収ケースが置かれていると知ったときにはとてもうれしかった。
週に2回くらいのペースでスーパーで余分に買った商品を持ち込む習慣ができた。
しかし残念なことにフードドライブへの寄付者はめったにいない。
うちの近所のファミマAに食品を持ち込むのはほとんど私だけだ。
たまに家で余ってしまったギフト品のコーヒーやジュースがフードドライブのプラケースに入っていることがあるが、それらは単発品で後が続かない。
食品を持ち込むとそれらがたまっていき、日曜日?前後にケースが空になる。
週に何度か通っていると、ファミマAのケースの中身が事業者に回収されるのは週1度のペースだと分かってくる。
しかしファミマAへ食品持ち込みがほとんど趣味のようになった頃、事件が起こった。
私が持ち込んだ食品の一部が回収日より前にケースから消えてしまったのだ。
ぜんぶ消えれば事業者が回収したと思うが、持ち込んだ3個の商品のうち2個だけ消えるというのはおかしい。
レジから離れた場所に置いてあり、フタのないケースなので誰でも簡単に出し入れできる。
誰かが誘惑に負けて持ち出してしまったのだろうか?
それ以来ファミマAには行かなくなった。
ファミマB
自宅の近くと職場の近くを合わせると、フードドライブのケースを置いているファミマが4か所ある。
自宅の最寄り駅のそばのファミマBではケースの上部に目のあらいネットをフタ代わりに取り付けている。
これはとてもいいアイデアだと思う。
ファミマBはレジから目が届く場所にケースが置いてある。
ファミマC
最近よく食品を持ち込むのは職場の近くのファミマCだ。
ケースはレジから離れた場所に置いてある。
ここには他にも持ち込み者がいて、ケースの中身が充実しているのでうれしい。
ケースがいっぱいなのにはもうひとつ理由がある。
ここのフードドライブの担当者がなかなか食品を回収しに来ないからだ。
フードドライブには賞味期限が2か月以上ある食品しか持ち込めないというルールがある。
何週間も回収が遅れれば、その分使用できる期限が短くなってしまう。
最悪の場合は期限が2か月未満になって廃棄されてしまうかもしれない。
他のファミマにはフードドライブのチラシが置いてあり、担当事業者の名前が書いてあったりするが、ファミマCにはチラシがないし、他に手がかりもない。
誰も食品を回収しに来ないのでやきもきしている。
<追記:ファミマCへの対応>
『忘れられてこのまま誰も回収に来なかったら寄付した食品が無駄になってしまう』と不安にかられて、対策を考えた。
(1) ファミマCのスタッフにフードドライブの事業者の連絡先を聞き、食品を回収してくれるよう電話連絡する
(2) もしファミマCのスタッフが連絡先を知らなかったら、ファミマCのケースに入れた食品を取り出して、近くのファミマDのフードドライブのケースに入れ替える。
<結果>
ファミマCに食品を持ち込み始めて2週間と5日になる。この間1度も回収がない。
計画通りファミマCのスタッフにフードドライブの事業者の連絡先を聞いた。
たまたま責任感のある親切なスタッフがいて、いろいろ調べてくれたが、連絡先は分からなかった。
それで食品を近くのファミマDに移動させたいというと、スタッフの彼はその案に反対した。移動しても回収のタイミングは変わらないのではないかというのだ。
ファミマCとファミマDでは区が違い、担当事業者が変わると回収ペースも変わるということを説明した(ファミマAもさらにC、Dと区が違い、担当事業者は週1のペースで回収に来る事実を伝えた)。
しかしこのスタッフは「前回も事業者は2~3週間のペースで回収に来た」という情報をくれたので、『じゃあ遅くともこの数日中には回収に来るかもしれない』というめどがたった。
また、いったん食品をフードドライブケースに入れると、再び取り出したり、触ったりすることが難しくなるという状況があったが、スタッフに連絡先を調べてもらっている間に自分が持ち込んだ食品の賞味期限をあらためてチェックしてみた。
するとたまたま来年以降のものばかりだったので、そのまま置いておくことにした。
スタッフの彼はいい人で、今度事業者に連絡先を聞いておくと約束してくれた。
心配事が解決して良かった。