西安刀削麺酒楼/大山

麻辣刀削麺 800円

ハッピーロード大山で看板を見て「おいしそうかも」と思って西安刀削麺酒楼に入った。

麻辣刀削麺（税込800円）を注文すると中国人の女性スタッフに「パクチー大丈夫ですか？」と聞かれた。確かにパクチーが苦手な日本人は多いので、いきなり料理に入れてしまわずに面倒でも事前に一言確認するとパクチー嫌いの人は命拾いするかもしれない。

料理が出てくるまでけっこう時間がかかった。通常中華料理は手早く提供されることが多いので長く感じた（15分弱か？）。もしかしたら刀削麺に時間がかかるのかもしれない。

麻辣刀削麺が来てひと口スープを飲んだ印象は「辛くない」だった。さらさらしていて思ったより味が薄め。物足りない人は、テーブルに置いてある辛みそで好みの辛さに調節できるシステムになっているみたいだ（たぶん日本人の味覚に配慮したのだろう）。ちなみにスープは底のほうが濃くてうまみが強い。ムラがある。だんだん自然に混ざってちょうどよくなった。

辛みそは、炒めた唐辛子の粉末を油にたっぷり漬け込んだラー油だ。その唐辛子を食べてみたが、そんなに辛くなくて香ばしくておいしい。

スープには肉の味が濃い豚ひき肉と、すりごまが入っていて担々麺に少し近いクリーミーな味わいだ。パクチーがのると中東の気配が漂ってくる。一瞬シルクロードを旅してしまった。

パクチーは麻辣刀削麺にすごく合うのだが、すぐになくなってしまうので、追加料金を払ってもっとのせたいと思った。パクチーがあるほうが味にメリハリが出て箸がすすむ。

麺はかなり幅広で、部分的に厚みもある。最初ピラピラ、段々モチモチになって、スープを吸って重たく増えていく気がした。なんとか完食するとお腹がはちきれそうになった。麻辣刀削麺は見た目より食いでがある。ニラ玉のせご飯（税込200円）にも心ひかれたが注文しなくて本当に良かった。

デザートに杏仁豆腐をくれた。麻辣麺の後はとくにうれしい。杏仁豆腐はそんなに甘くなくさっぱりしていた。

あとから考えるとこの麻辣刀削麺はかなり脂っこくて高カロリー。普通のラーメンよりも1.5倍腹持ちがいい。麺自体に豚の脂が含まれているようで、肉まんの具に接した皮のような味がした。それをこってりとしたスープにひたして食べるのだから、健康診断が終わった後の食事におすすめな感じだ。

先日再来店した千鶴楼で麻婆ラーメンを食べたときは、白いシャツに真っ赤なスープが飛び散って、シャツを捨てるはめになってしまった。

西安刀削麺酒楼では料理と一緒に大きな紙ナプキンを渡してくれたのでとても親切だと思った。でもここの麺はすごくビラビラなのでそれでもガードしてない両袖にちょっとスープが散ってしまった。シミ抜きするが、取れなくても薄い色のスープなので目立たないと思う。スープに罪はないのだ。

営業時間

11:00～15:00(L.O.14:30)/17:30～22:00(L.O.21:30)

日曜営業

ランチメニュー

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