パート先に韓国人のJさんという女性がいる。
彼女もおいしいものを作って食べることが大好きみたいなので、店がヒマなときにときどき料理の話をする。
ポイント高いのは、日本語がペラペラなことだ。
日本に留学して、バイト先で知り合った在日韓国人3世と結婚してそのまま住みついたそうだ。
普段なかなか韓国人と情報交換する機会がないので、貴重な情報元と知り合えたことをとても喜んでいる。
韓国料理はヘルシーでおいしい。
はまってあちこちの韓国料理店に食べにいったり、大久保の韓国スーパー(ソウル市場とか韓国広場)で食材を買って、韓国料理を作ったりしていた時期があった。
ある日そのJさんに、「韓国の味噌鍋おいしいよね?」というと、一瞬沈黙があり、「あれは味噌チゲ」といわれた。
例の・・・「チゲ」は実は韓国語で「鍋」という意味で「チゲ鍋」というと「鍋鍋」になってしまうという、よく聞く小話系の指摘かと思ったらちがった。
「鍋には、鍋とチゲがあって、チゲは小さい鍋で作る。チゲはスープが少ない。スープはあるけど鍋よりも少なめ」という説明だった。
Jさん:「味噌鍋はかんたんにできるよ」
「スープに味噌をといて、あればコチュジャンをちょっと入れて、おろしニンニクを入れる」
私:「でも韓国料理の鍋ってダシが濃いから・・・アサリとか」
Jさん:「アサリを入れてダシをとればいい」
「ズッキーニを入れるのがおすすめ。ぜったい入れたほうがいい」
私:「・・・韓国でもズッキーニはズッキーニっていうの?」
Jさん:「韓国ではカボチャ。でも日本のカボチャとはちがう。日本のカボチャは黄色いあのカボチャだけど、韓国のカボチャはズッキーニに似てる」
私:「色は?」
Jさん:「緑」
「ズッキーニと玉ネギとジャガイモを入れるとおいしいよ」
Jさんは全州(チョンジュ)出身で18歳までいたそうだ。
Jさん:「全州はビビンバが有名。あとコチュジャン」
「食べ物が安いよ〜。今はちがうかもしれないけど・・・」
そもそも味噌鍋の話になったのは『孤独のグルメ』のつくね&生ピーマンがきっかけだった。
先日、私はこのつくね&生ピーマンのレシピについて初めて知って、自宅で試したら生ピーマンが意外とおいしかったので、Jさんにも紹介して驚かせようと思ったのだ。
ところがJさんは『孤独のグルメ』のそのレシピをすでに知っていて、日常のレパートリーに組み込んでいるようす。
『孤独のグルメ』のドラマ版(韓国向け)を見たそうだ。
ドラマのエピソードいぜんに、Jさんのお母さんはピーマンを生で食べるのが好きな人なんだと。
「生ピーマンをコチュジャンにつけて食べたりするの?」ときくと「味噌」という答えで、それから味噌鍋の話になったのだった。
ネットで調べたところ、味噌チゲはアサリのダシとかにこだわらず、煮干しも使うみたい。
具だくさんの味噌汁みたいな感覚なのかな?
↓Jさんの説明に似た味噌チゲのレシピ
https://cookpad.com/recipe/1915688
<ナムルの作り方>
ナスのナムルの作り方
ナスは蒸すそうだ。
味つけは醤油、ゴマ油、砂糖、味が薄ければ塩も。
ナムルの味つけは材料によってかわるとか。