花粉症に紅茶!?
某スーパーで試食販売していたとき、お客さんが昔々、花粉症で苦しんだ話をしてくれた。
お客さんが飲んでいる紅茶の話がきっかけだった。
お客さんは紅茶の茶葉を買って、湯をそそいで紅茶をいれているという。
ティーバッグ全盛の時代にわざわざお茶っ葉で紅茶をだすなんてよほど紅茶が好きなのかと思って「紅茶、好きなんですね」というと「好きじゃない」という意外なこたえ。
なんとお客さんは花粉症対策に紅茶を茶葉からいれて飲むのだという。
花粉症に効く食品はいろいろあり、私自身も納豆、ヨーグルトは意識してとっているが、紅茶というのは初耳だったので驚いた。
お客さんがいちばん花粉症に苦しんだのは誰もまだ花粉症を知らなかった大昔のころ。
田舎から東京に出てきたら花粉症になったそうだ。
病院で漢方薬を処方してもらい、花粉症対策にお茶もすすめられて飲んだという。
お客さんは80歳はこえていると思われるおばあさんなので、そのお茶の名前はど忘れしてしまって出てこなかった。
「あのハナの・・・」と何度もいっていた。
あとでインターネットで調べて、バラ科の植物が原料になっている甜茶のことかなと思った。
とにかく漢方薬と甜茶を飲むことでお客さんの花粉症は治ったそうだ。
でも、今でも花粉症の時期になると目がムズムズすることがあるので、紅茶とか甜茶をいれて飲んでいるという(というか、最初から紅茶=甜茶かも?)。
花粉症の原因は農薬?
しかし、お客さんの花粉症は治ったものの、息子さんも花粉症になってしまった。
病院のお医者さんにいわれて、野菜や果物などは有機栽培のものを購入しているという。
一般的な果物には農薬が大量に使われていて、それが花粉症(やがん)の原因になりうるとお医者さんにいわれたそうだ。
だから旬のももなどは山形の農園から毎年取り寄せているという。
花粉症対策としてだけでなく、有機栽培の果物はスーパーで販売されているものとは味がまったく違ってとびきりおいしいそうだ。
私は今まで有機栽培食品の効果を実感したことがなく、味の違いもよくわからなかったので積極的に買っていなかった。
けれども、今回このお客さんの話をきいて「やはり違うのだ」と信じることができた。
お客さんからその山形の農園の名前も教えてもらったので、今度なにか果物を買って食べてみようと思った。