なんとか自分を元気にする方法

キュウリはどこがおいしい?

キュウリはどこがおいしい?

キュウリの簡単浅漬けをつくって試食提供していたときのことです。

キュウリ3本分を大きめの乱切りにして味付けし、お皿に盛りました。

試食は一切れのサイズが大きければ大きいほど、盛りがよければよいほど、お客さんが積極的に試食してくれます。

キュウリ一切れを爪楊枝にさして、ある60代の女性のお客さんに手渡したとき、「それじゃないのがいい」と受け取りを拒否されて意味がわかりませんでした。

彼女は皿のそばに置いてあった爪楊枝を自分でとって、盛ってあるキュウリの中から好きな一切れを選んで食べました。

お客さんいわく・・・
「キュウリは元よりも先の方がおいしい」
「元の皮の色の濃い部分は苦いことがある」
「でもキュウリは真ん中がいちばんおいしい」
・・・そうです。

たしかにキュウリの太い方の皮の濃い緑色の部分は「ちょっとしぶそう・・・」とうすうす思いながら今まで食べていましたが、じっくり検証したことは一度もありませんでした。

『キュウリの部位による味の違いをはっきりわかっている人がいるんだな~』『それにしてもあの短い一切れを見てよく部位がわかったものだ』と感心していると、今度は大根について話しはじめました。

美味しい大根の見分けかた

お客さんいわく・・・
「大根はひげがまっすぐ並んでいるほうがおいしい」
「大根は上の方がおいしい」
・・・そうです。

自分が今まで買った大根はどちらかといえばひげ跡のつぶつぶがランダムに並んでいたようなイメージがあるのですが、実際はどうだったのでしょうか?

試食販売で接客していると、お客さんがとつぜん意外なことを話しはじめるのでとてもおもしろいです。勉強にもなります。

キュウリを加熱する

また別の日には、中華料理のキュウリの炒め物をつくって、お客さんに食べさせていました。

キュウリを加熱するときには、青臭さをとりのぞくために、皮をむいて利用することが多いみたいです(とはいえ少し皮の部分を残したほうが見た目は美しくなります)。

皮のない緑色のキュウリの炒め物を見ても、キュウリだとわからないお客さんがほとんどです。

でもきれいでおいしそうなので積極的に食べてくれます。

食べてもキュウリと思わない。

生で食べるときと食感がまったくちがいますので・・・

やわらかく煮込んだウリのようでとてもおいしいです。

キュウリを加熱調理するのは中国だけかと思ったら、ある女性客が、新潟でもキュウリを加熱して食べると教えてくれました。

なんと焼きそばに入れて!

別の男性客は、自分はキュウリを味噌汁に入れるよと教えてくれました。

切り方は、みじん切りだそうです。

あとでインターネットで調べると、キュウリの味噌汁はけっこうポピュラーみたいです。

家でも試してみたいと思います。

<追記>

キュウリを食べるとき、どの部分がおいしいか検証しながら食べてみました。

やっぱり色の薄い先端のほうはさっぱりとみずみずしくておいしいです。クセがなくて食べやすい。

一方、色の濃い部分は皮が渋い。でも皮をむいて食べると、中身は先の方と変わらない味わいだと思います。

関連記事忘れられないお客さん

モバイルバージョンを終了