なんとか自分を元気にする方法

夜の来訪者

ここ数年イギリスブームが来てて、夫が契約しているアマゾンプライムでもイギリスのドラマばかり選んで見ている。

だいたい「BBC ドラマ」と入れて検索するといくつかヒットする。

先日、異色の社会派ドラマを見つけた。

『夜の来訪者』(原題:An Inspector Calls)という。

これはシリーズ物ではなくて1つ見れば終わり。

でもプロットがアガサ・クリスティばりに練られていて見ごたえ十分だった。

見始めたらやめることができず、あまり楽しい話でもないのだが、最後まで注視してしまった。

ケン・ローチ監督の『私は、ダニエル・ブレイク』が好きな人におすすめな内容。

(※以下、ネタバレありです)

ある貧乏な若い女性が自殺するところから『夜の来訪者』は始まる。

そして一人の警部がある家庭を訪問する。

あろうことかその裕福な家庭では娘の婚約祝いの真っ最中だった。

が、女性の自殺の原因が裕福な家庭の父親にあったなら・・・?

その娘の婚約者にもあったなら・・・?

その婚約したての娘自身にもあったなら・・・?

その母親にすらあったなら・・・?

その息子にもあったなら・・・?

という、とても不思議な筋書きの話だ。

だが、この話には元ネタというか、歴史があって、最初に上演されたのは1945年のソビエト連邦においてという。

翌年はロンドンの劇場で。

劇作家はイギリス人のJ.B.プリーストリー(Priestley)。

どおりでアマゾンプライムのドラマにしては俳優の演技が妙に演劇チックなわけだ。

イギリスは演劇の盛んな国だと聞く。

学校でも積極的に演劇を教育の一環として取り入れており、誰もが演劇に関わるチャンスの多いお国柄といえる。

演劇は幼い子どもの感情表現/コミュニケーション能力をアップするのにもよいということで、早くから接する機会が設けられている。

そんなイギリスの演劇の伝統を感じられる作品だった。

↓海外でおこなわれている演劇教育について
https://kodomo-manabi-labo.net/dramaeducation-kaigai

↓夜の来訪者/An Inspector Callsのウィキペディア(英語版)
https://en.m.wikipedia.org/wiki/An_Inspector_Calls

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