イギリス関係の作品リスト
投稿日:2020年11月6日 更新日:
(*随時更新)
■くまのパディントン/A Bear Called Paddington
雑貨屋でパディントングッズを見て、「そういえばイギリスといえばパディントンがいた!」と思い出して、図書館でパディントンの童話を英語版で6冊取り寄せて読んだ。
ストーリーは短く、英語はシンプルでわかりやすく、イラストは可愛く、美しい。
パディントンがパディントン駅で拾われて(?)飼われる(?)ようになったのは上流階級(イギリスでいえは中流階級か)のお宅で、家や家具、4人家族の服装や生活スタイルなど、なにもかもが申し分なく美しい。
私はイギリスの上流/中流家庭を描いた作品よりも下流(?)/労働者階級についてもっと知りたいと思っているので、『くまのパディントン』はターゲットとはずれていた。
でも、パディントンがどういうくまかということはよくわかった。
童話のストーリーはかなりベタな路線だった。ただし、私が読んだ絵本はとても短い小さな子ども向けバージョンだったので、中級以上の『くまのパディントン』はもっと違った内容かもしれない。
■英国貴族、領地を野生に戻す
著者のイザベラ・トゥリーは、農業をやめて土地を野生に戻すという極めて珍しい方向性の実験をおこない、結果を記録した。
とても刺激的な一冊。
自然を取り戻すためのおすすめ本という記事で内容を個別に紹介している。
<その他>
執筆者:椎名のらねこ
関連記事
-
-
(※ネタバレありです) はじめに 芥川賞を受賞した時から気になっていた。 お仕事小説が好きだし、自分自身がコンビニで働いた経験があるので、他の人があの仕事をどのように感じているか知りたかった(なので佐 …
-
-
(※ネタバレありです) 1. 念入りに殺された男/エルザ・マルポ 著者のエルザ・マルポはは1975年フランスのアンスニ生まれ、ナント育ち。 小説の舞台は前半はフランス北西部のナントの村、後半はパリ。 …
-
-
キプリングとインド 大英帝国時代(インド統治期間は1858-1947)、植民地のインドなどに赴任し、その地で子供を産み、育てるイギリス人は多かった。『少年キム』の作者であるラドヤード・キプリングは、イ …
-
-
チョンキンマンション 世界の真ん中にあるゲットーの人類学/ゴードン・マシューズ
著者のゴードン・マシューズは香港中文大学の人類学部の教授だ。 2006年から3年半にわたってチョンキンマンションの人類学的調査を行っている。 チョンキンマンションは、香港の観光客があつまるネーザンロー …
- PREV
- 粉もんに弱い東北人?
- NEXT
- 空手道ビジネスマンクラス練馬支部/夢枕獏