料理を作ると食べたくなくなる
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家事ロボットの役にウンザリ
もう何年も前から続いているが、22:30ごろ夫が仕事から帰宅して、夜遅いので急いで料理を作り始める。
理想としては下準備はそれまでに済ませている。けど、時間がなくて下準備も含めてそのころから調理を始めることもある。
夫は普通のサラリーマンよりも出勤が2-3時間遅いので、空腹を少し我慢することを除けば、食事が多少遅くなっても問題はない。私は朝が早いので、翌日仕事のときは少しきつい。
この日は私は休日だったので、料理の下準備はまぁまぁバッチリで、調理を始めた。
でも最近は夕飯を作ること自体にうんざりで、夫が帰宅してからダッシュで料理することが面倒で、ほんとはやりたくなくて、やり始めた途端にうんざりした気持ちになる(作りおき→レンチンはしたことない。夫は食にうるさい)。
この女性が当然のように自然に調理担当になる流れにウンザリだし、それをイヤだとも言えずに従順に家事ロボットのように実行してしまう自分にも、この状況にもウンザリなのだ。
時代は変わったのに女性の家事ロボットとしての役割は変わらないといくことが許せない。けどどうにもできない歯がゆさ。
ともかくそんなことは顔に出さず(ストレス大のときはドタンバタンと乱暴な音を立ててしまう)、夫が好きな和風の献立を1,2,3,4・・とご飯と味噌汁と。
自分は洋食好きなので、夫のために献立を考えて、買い物をして、調理しているという感じが強い。そのことをときどき意識するのでますますやりたくなくなる。けど考えてもしかたないので極力かんがえないようにする。
ガスコンロが2口しかないので、順番に作っていると自分がイスに座って食べるヒマがない。すべての料理を終えてようやくしっかり座れるころには夫は満腹で食事はほとんど終わりかけている。
なぜかもう空腹感は消えているし、自分が作った料理はそれほど食欲をそそらないし、いちいち全部食べるのが逆に億劫で、のろのろ食べながらぼんやりしている。
スーパーで食材を物色しているときは、あれも食べたいこれも食べたい状態なのに、夫のために調理すると、途端に食べたくなくなる。
そんなに張り切ってたくさん作らなくてもいいのにと思うけれども、自分以外に食べる人がいればどうしても好みを考えて多めになってしまう。
週末は私だけが働いていて、夫が夕飯を作ってくれることもあるけれど、基本妻が料理して、週末は夫がサービスして、という空気や古い価値観がそのまま行動規範として自分の頭や夫の頭に居座っていることが頭にくる。
夫の立場からすれば、自分の快適な家庭生活が脅かされて不快度が高まっていくことにストレスと怒りを感じることだろうけど・・・
作って同時に食べるのは無理
下準備、調理、食事が終わっても、洗いもの問題が残されている。もちろん当日はできない。料理をまじめにたくさんやればやるほど嫌がらせのように洗いものが増えるという納得できないペナルティ・・・
以前は夕食中のお酌問題もあったけれどもこれは自分で廃止した。
いっそ飲食店の従業員のように調理と給仕だけ担当させてもらって、食事は客(夫)別にとれれば、料理人としてはそのほうがラクだ。「作って同時に食べて」ということがすごくやりづらくせわしく疲れるのだ。
執筆者:椎名のらねこ
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