なんとか自分を元気にする方法

コロナで生活が楽になったような、苦しくなったような

心の病

心療内科がよい(3回目)

投稿日:2021年6月4日 更新日:

心療内科がよい

不安や緊張をやわらげるために、心療内科でタンドスピロンを処方してもらっている。

最初が3月24日、次が4月14日、3回目の今日が6月4日。たまたま4のつく日ばかりだ。

最初は女性カウンセラーに心の問題について20分くらい話を聞いてもらったあとで、男性の医者と10分くらい話をして精神安定剤のタンドスピロンを処方してもらった(14日分)。

2回目は医者と5分くらい雑談して、タンドスピロンを前より多め(30日分)に処方してもらった(病院がよいで生活が忙しくなり精神的に追いつめられるのを避けるため)。

3回目の今日は本当に精神状態が良く、自分が病人とは思えないのだけれども、仕事などでいざ追いつめられると薬があったほうが絶対いいので、薬が切れる前の休みの日にもらいにいった。

心療内科の先生に会ってもとくに話すこと、報告することがないので、受付で前もって「体調が良いので診察不要。薬だけ前回同様処方してほしい」と伝えたのだが(先生と私の時間の節約のためにも)、受付の人は「その旨、先生に話してください」と、にべもなかった。

他の科の病院では同じように伝えると薬だけ前回同様処方してくれたところがあったが、心療内科では患者の自己申告を信用してないのかな、と思った。

心療内科の待合室

私は心療内科の病院で、自分がほとんど病人ぽくない患者だと思って少しかたみが狭い。

かといって待合室にいる他の患者さんもこれといって問題がなさそうな風情に見えるのだ。

まあ、心療内科では他の患者さんをあまりジロジロ見てはいけない気がして、あえて雑誌に視線を集中させているが、それでも立ったり、座ったり、移動したりという動きのスキマに視界に入ってくる情報がある。

最初、朝イチで行くと心療内科はかなり混んでいたので2度目は午後イチで行った。

午後のほうが午前の半分以下の入りに思えた。

3回目も午後イチ(15:00)で行ったが、それでも20~30分くらいは待たされるので、今度はこの待ち時間をとばして16時ごろ行ってみようかと思った。

今日は待合室に高齢の患者さんはおらず、若いサラリーマンが数人いたり、若めの男性、ほどほどの年齢の女性、中年女性など10人弱くらいが待っていた。

スーパーのお客さんといってもいいような本当になんということもない人々の集まりだと思った。

私同様、平均よりもやや神経質なために、日常生活で生きづらさを感じている人たちなのだろうか?

心療内科の待合室は広め、かつ3つ4つほどのエリアにぼんやり分かれていて、患者同士がなるべく顔を合わさないように配慮されている。

皆できる限りバラバラに離れて座っている。コロナの影響もあるだろうし。

効く?効かない?タンドスピロン

面白いのは、先生が毎回「タンドスピロンは効かない」ということだ。自分が処方しておきながら「タンドスピロンは弱い」とか言う。

10mgのタンドスピロンだ。

でも、とても薬が効きやすい体質の私には確かに薄っすら効いているのがわかる。

薬を飲んで30分くらいすると少し眠くなるからだ。

このぼんやり感が不安症/緊張症の人間には必要なのだ。

処方せんでは1回1錠、1日2回飲むよう指示があるが、私は仕事のときは1日1錠だけ。勤務時間が長いときはたまに1日2回飲む。休みの日は飲まない。だから薬が長持ちする。

精神安定剤だって、予防のため早めに飲む風邪薬みたいに、もっと一般の人に飲まれてもいいのかもしれない。

私は何十年も前から精神安定剤を利用していれば、もっと楽に生きられただろう。

関連記事:心療内科を初受診した(安かった)

関連記事:居るのはつらいよ/東畑開人

-心の病

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ネガティブケイパビリティ

ネガティブ・ケイパビリティ-答えの出ない事態に耐える力/帚木蓬生

ネガティブ・ケイパビリティ 生きているといろんな問題が発生する。 自分に関するトラブルなら自分でなんとか事態に対処できるからいい。 しかし実際に起きるトラブルのほとんどが自分以外の他人に関わるものだ。 …

1分間どこでもマインドフルネス

1分間どこでもマインドフルネス/奥田弘美

脳を休ませる鼻呼吸 『1分間どこでもマインドフルネス』の副題は「ストレスと疲れがみるみる消える!」だ。 いつもストレスをためこみがちで、緊張症で疲れている私は、藁をもつかむ気持ちですぐにこの手の本に食 …

ツレがうつになりまして。

「脳疲労」社会〜ツレがうつになりまして。

夫のうつ病が心配 自分自身にうつ病の傾向はないのだが、サラリーマンの真面目な夫は仕事をかかえこみすぎて、ときどきノイローゼ気味になり言動がおかしくなる。 とくに40代〜50代になると体力、処理能力が落 …

居るのはつらいよ

居るのはつらいよ/東畑開人

東畑開人著『居るのはつらいよ<ケアとセラピーについての覚書>』をなんの前知識もなく読んだ。 京大の大学院で臨床心理学の博士号をとった27歳の青年が沖縄のデイケアのクリニックに臨床心理士とし …

睡眠

心療内科を初受診した(安かった)

お腹にガスがたまる原因 ことの始まりはオナラだった。 仕事中にお腹にガスがたまって苦しくなる。 ガスがもれてしまうこともある。 勤務時間の最後の1時間にそうなってしまうことがときどき起こるようになった …




 

椎名のらねこ

コロナで仕事がなくなり、現在は徒歩圏内の小売店でパートしてます。自分の気晴らしに、読んだ本、美味しかったものなどについて昭和的なセンスで記事を書いています。東京在住。既婚/子なし。

お問い合わせ先:siinanoraneko@gmail.com