僧帽弁閉鎖不全症(重症)(10/12)
投稿日:2021年10月12日 更新日:
9/29にA病院で会社の健康診断を受けて、その場で心臓の精密検査を医師から命じられた。
紹介されたB病院で10/6に心エコー検査を受けた。
検査費用は3500円だった。
10/12に同病院に心エコー検査の検査結果を聞きに行った(費用は220円だった)。
結果:心臓の弁に異常があり、病名は「僧帽弁閉鎖不全症」だった。
父親と父方の祖母ががんだったので、自分もがんになるものと思っていたが、心臓病とは寝耳に水だ。
でもそういえば昔、母親が「狭心症だ」と一度だけ言ったことがあった。
遺伝的な要素はあるのだろうか?
私の僧帽弁閉鎖不全症は、自覚症状がまったくないにもかかわらず、4段階に分けるといちばん悪い「4」だという。
心臓の上のほうにある左心房の血液が僧帽弁という開閉式のゲートを通って下の左心室に進まなければならないところ、僧帽弁ゲートがきっちり閉まらないせいで、左心室に入った血液の一部がふたたび上の左心房に戻ってしまう。
心臓というのは血液の流れが一方通行らしく、血液が逆流するのは重大な交通違反にあたるらしい。
心臓の血液が正しく流れていないせいで、私の左側の心臓は無理な負担を強いられ、大きくなっているという。
僧帽弁閉鎖不全症が自然に治ることはなく、有効な薬もないという。
今のところ自覚症状に近いものは「疲れやすい」ということだけ。
確かに私はスタミナ不足の人間だ。
接客業で毎日多くのお客さんを見ていて、自分以外の人がみんな自分よりも元気に見えて不思議だった。
後期高齢者のお客さんでさえ、自分よりも数倍元気に見えてしまうのだからしょうがない。
これは心臓に異常をかかえているせいだったのだろうか?
2年前までZ病院で毎年、計4回くらい会社の健康診断を受けたが心音については何も言われなかった。
80歳くらいに見えるお医者さんだったので、耳が遠くなっていたのだろうか。
今のところ「疲れやすい」だけだが、僧帽弁閉鎖不全症は、少しずつ心臓に負担がかかり病状が確実に進行する病気だ。
次は「息切れ」の自覚症状が出てくるかもしれない。
いつかどこかの段階で心臓弁膜症(弁の異常症)の手術を絶対に受けなければならなくなる。
このまま放置して、不整脈になるとさらに治療がむずかしくなると先生が言っていた。
また心不全になる可能性もある(心臓が止まる)と。
私は病院が好きで、手術がこわいとか、失敗して死ぬのがこわいという感覚はないが、いちばんこわいのは手術費用だ。
心臓弁膜症の手術費用は400万円くらいで、保険適用後の自己負担額は135万円くらいだという。
手術は受けたいが、貧乏なので全額自分で払えない。
少額ずつの分割ローンでも組めればいいのだが・・・
自分で医療保険に入っているので入院手術の給付金を調べたらたった10万円だった。
手術費用のほかに入院費もいるし。
あとは会社で入っている協会けんぽの「高額療養費制度」というのがあって、収入に応じて決まる自己負担限度額を超えた医療費があとで払い戻される制度があるらしい。
住民税の課税がある人は、月収26-27万円以下だと、月の自己負担限度額が44400-57600円くらいになるという。
その下の「低所得者」枠は住民税の課税を免除されている人が対象なので、それ以外の労働者は上記にあたる。
手術費用135万円のうち5万円程度しか負担しなくていいということがあり得るのか?よくわからない。
まだ具体的に何手術を受けるのかさえ知らないので、この先本決まりになったときにいろいろとお金の相談をしなければならない。
とりあえずは様子見ということで、12/21にB病院で再診察。
心エコー検査の結果はそうそう変わらないので、もう受けなくていい。
次回は心臓の写真=心電図をとるという。
セカンドオピニオンを受けてもいいと言われたので、次回B病院でC病院への紹介状をもらう予定。
執筆者:椎名のらねこ
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