なんとか自分を元気にする方法

コロナで生活が楽になったような、苦しくなったような

生活

初めてのダーニング

投稿日:2020年2月21日 更新日:

ダーニングとは?

ダーニング(darning)という言葉を初めて知ったのは、生活クラブ(生協)が発行している「生活と自治」という雑誌でだった。

生活と自治には田口ランディ氏の連載が毎月掲載されていて、彼女がダーニングにはまっていることについて書いていた。

ダーニングとは、洋服にあいた穴をかがる方法だ。ヨーロッパ式らしい。

日本では洋服などに穴があいたら、あて布を縫いつけて、穴がそれ以上広がらないように補強する。

ダーニングのやり方はぜんぜん違う。

あて布は使用せず、針と糸だけで穴をかがってしまう。

糸を織り物のようにクロス状にかがり合わせることで、穴の上に自家製のあて布を縫い込んで補強する形だ。

日本式との大きな違いは、日本では地の布と同じ色のあて布や糸を使用して修繕するのに対して、ヨーロッパ式のダーニングでは地とは異なる糸をあえて使用する点だ。

今、ダーニングは急速に流行っているのでインターネットで検索すると画像が見られる。

まず靴下をダーニングする人が多い。

ダーニングされた靴下はとてもカラフルで可愛い。

色を自由に選べるので作業も楽しそう。

初めてのダーニング

田口ランディ氏のエッセイを読んだときは「ふ〜ん、そんなやり方があるんだ」という感想だけでおわった。

それから数カ月がたった。

今日は休日なので、ずっと気になっていたズボンの繕いものをしようと思った。

仕事用の黒いズボンの左右のポケットに家のカギやサイフを入れていたら穴が3つもあいてしまったのだ。

最初はあて布を使ってかがろうと思ったが、裁縫箱の中を見ると、1枚も黒い布切れが入っていない。

そこでダーニングのことを思い出して、ヨーロッパ式のかがり方を試してみることにした。

ただし糸は地色と同じ黒糸を使った。

1. 穴の上に糸を平行にわたす。

※少しふわっと糸にゆとりをもたせるほうがいい。きっちりやると仕上がったときにまわりの布地がひきつれる。

糸を平行にわたす

(糸を平行にわたす)

 

きっちり織ったら布地がひきつれた

(きっちり織ったら布地がひきつれた例)

2. 次に、最初の糸とクロスするように糸を上下ジグザグに通す。織り物をするかたちで。

糸をクロスさせる

(糸をクロスさせる)

※糸をクロスさせるとき、隣同士の糸は上下逆にジグザグに通すほうがしっかり織れる。

※細い糸を使うと、仕上がりがズボンの生地に近くなり目立たない。

太い糸でかがった例

(太い糸でかがった例)

私のズボンの穴は上に着ているシャツと仕事用のエプロンで隠れるので、気楽にダーニングできた。

穴あきより目立たない

(穴あきより目立たない!)

靴下のダーニング

靴下に小さな穴が空いていたのでダーニングした。

今回は赤系の糸を2色使った(↓完成図)。

毛糸の場合は糸の端のコブが抜けやすいので、裏側で糸を輪っかにして結んだり、最後の部分は、他の糸に通して、抜けにくくしてコブを作った。

1. 靴下の裏側で、最後に他の糸に絡めて、抜けにくくする。

2. 他の糸に絡めてコブ結びする。

3. 何度かコブ結びをくり返し、コブを大きくして抜けにくくした。あとは余分な糸を切るだけ。

4. 完成(裏側の様子)

-生活

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

コンビニ

ファミリーマートフードドライブの問題点

ファミマのフードドライブに参加 ファミリーマートでは家庭で食べ切れない食品を回収して、食支援が必要な人に届ける事業をおこなっている。 正確にいえば、ファミマは一般の人が食品を持ち寄る場を提供していて、 …

看護師

協会けんぽから「減額のお知らせ」が来たけど返金されなかった話

11/3に協会けんぽから「医療費のお知らせ」が届いた。 7/6に調剤薬局で支払った医療費に対する減額のお知らせのようだった。 医療費のお知らせを受け取るのは初めてだったので、どうしたらいいかまったくわ …

忙しさのバロメーター

休日が来て、「あー疲れたなー」と思う。 「私はよく働いたなー。頑張ったなー」と思う。 休日には、忙しくて出来ずにたまってしまった「なにか」をかたづける人も多いだろう。 基本は、洗い物とか、洗濯物だろう …

瞑想はお好き?

緊張症の自分 自分は緊張症で、寝ているあいだも24時間緊張し続けている気がする。 こう書いているだけでもとても嫌な気持ちになるが、事実なのでしかたない。 どれくらい緊張症かというと、肩こりなのでマッサ …

生活クラブと私

資料請求 初めて生活クラブの名前を聞いたのは吉祥寺でお客さんからだった。 高品質の通販?というイメージを抱いた。 その後も百貨店のお客さんから幾度か生活クラブの名前を聞いた。 そんなある日、自宅のポス …




 

椎名のらねこ

コロナで仕事がなくなり、現在は徒歩圏内の小売店でパートしてます。自分の気晴らしに、読んだ本、美味しかったものなどについて昭和的なセンスで記事を書いています。東京在住。既婚/子なし。