試食販売をする夢
投稿日:2023年5月17日 更新日:
休日の朝、2度寝した2時間弱の間に見た夢。
コロナが始まるまでは試食販売の仕事をしていた。
コロナ以後仕事がなくなり、別の仕事をしているが、今朝久しぶりに夢の中で試食販売をした。
どこか知らない町の大きなイトーヨーカドーが勤務先だった。
試食販売する商品は瓶入りのゴマだれだ。
店舗のバックヤードは狭くて、入りくんでいて、迷子になりそうだ。
イトーヨーカドーの従業員に道を聞きながら、試食台を引いて移動する。
必要な買い物などをして、私は店舗の外に出た。
住宅地の片側1車線の道路のわきに試食台を置いた。
グリル鍋で湯をわかし、調理バサミで小さくカットした薄切りの豚バラ肉をゆでる(あとから考えると道ばたにはコンセントがない)。
小皿に取って、ゴマだれをちょっとかけて、お客さんに手渡す。
通りかかった自転車のおじさんが「昨日はごめんね。怒られなかった?」と話しかけてきた。
私は今日が初めてで、このおじさんのことは知らないを
が、誰かほかの販売員と勘違いしていると思って「大丈夫です。怒られませんでした」と適当に話を合わせた。
頭に三角巾をして、顔にマスクをしていると、誰か誰だかわからず、ときどき別の販売員と混同されることはよくあることだ。
今度はワゴン車に乗った家族が車をとめて、髪の毛を1つに結びメガネをかけた40代くらいの奥さんが話しかけてきた。
「何を売ってるの?」
使っているゴマだれを見せながら説明すると、試食もそこそこに、1本買いたいと言う。
ここで私は重大な失敗に気づいた。
ここには試食品にかける封を開けたゴマだれしかなく、お客さんに売る商品が1本もない。
私は「店から商品を取ってきます」と奥さんに伝えた。
彼女はいつ戻ってくるかわからないから、待てるだけ待ってみると言った(戻ってきたときいないかもというニュアンス)。
私は試食台を引いて、来た道を引き返した。
ここで気づいたのだが、試食販売は基本的にスーパーの店内でおこなうものだ。
久しぶりの仕事ですっかり感覚が鈍ってしまった。
スーパーの担当者はいつもよりも対象商品をたくさん仕入れて、試食販売がしやすい通路わきに商品を前もって並べておく。
週末なのか、店内にはほかにも試食販売員の姿がちらほら見える。
私はもう、さっきいた道路には戻らないことにした。
奥さんももうあきらめたころだろう。
ここでちゃんと売らないとマズいことになる。
すでに時間をロスしてしまっているのだ。
仕事でミスする夢は、仕事に対して深い不安を抱いていることを示すという。
これはあたっている。
最近夫から転勤する予定だと聞いた。
夫はいいが、私はまた仕事替えをしなければいけない。
今は会社の健康保険と厚生年金に入っているが、やめたら保険料をたくさん払わなければいけないし、貯金がゼロなので、次に会社の保険に加入するまでの毎月の高額な保険料が払えない。
夫は、私がその負担分を期間限定で代わりに払ってほしいというといい顔をしないだろう。
私が夫の転勤によってこうむっている、見えない不利益についてはまったく理解できないのだ。
あとで失業保険について調べた。
失業保険を利用すればギリギリなんとか次の仕事が見つかるまでを乗り切れるかもしれない。
執筆者:椎名のらねこ
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