大むら/下井草
投稿日:2019年12月17日 更新日:
サミット本天沼店に行ったとき、近くでひとりランチした。
サミットのそばにセブンイレブンがあり、その隣りにそば屋の大むらがある。
大むらの店内には4人がけのテーブルが
7つ置いてある。
13時すぎに来店するとひとり客が3人別々のテーブルにすわっていた。
私も好きな席にすわった。
鴨せいろ(税込950円)を注文した。
大むらはうどんや丼物もそばと同じくらいおしている印象だ。
鴨せいろはざるそばと熱いつけつゆの組み合わせだが、ネギと一緒にわさびが付いてきた。
正しいわさびの使い方がわからなかった。
つけつゆにとくのが自然な気がするが、食べているときはそれはしなかった(なんとなくそばに付けて食べてみた)。
そばは冷たくかたくしめてある。
量は普通(つまりやや少なめ)
つけつゆは辛口。
鴨と長ネギ入り。
鴨がしっかり煮しめてある渋い雰囲気の鴨せいろだ。
後でそば湯をたっぷりもってきてくれた。
空のそばちょこも一緒に。
つけつゆは辛くて量が減らないので、ちょこにはそば湯を足すスペースがほとんどない。
また、つけつゆが辛すぎるので、そば湯でうすめながらぜんぶ飲み干すのは塩分過多になるのできつい。
なので、そば湯を入れるための湯のみをもってきてくれるよう頼もうと思っていたら、自動的にそば湯用のちょこをくれたので『気がきくな〜』と感心してしまった。
鴨せいろにレンゲが付いていて、これも『なんでかな?』と疑問に思っていたが、そば湯を入れたちょこにレンゲで好きな分量のつゆを足して味を調節するためのものだった。
そういった独自のアレンジが大むらの歴史を感じさせる。
〈後日談〉
温かいつけつゆ&わさびの組み合わせが気になったので、家で試してみた。
温かいつけつゆにわさびをといたものと、一味唐辛子を入れたものの食べくらべ。
一味唐辛子だからかなのか(七味はない)、そばからもつゆからも浮き上がった感じになったが、わさびはつゆにもそばにも自然にしっとりとなじんで、そばに爽やかな風味をそえてくれた。
確かに温かいつゆにわさびは合うのだ。
鴨と醤油とわさびの組み合わせといえば、金沢の治部煮が思い浮かぶ。そういう味。
執筆者:椎名のらねこ
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