熱中症になったお客さん
投稿日:2018年8月17日 更新日:
60代のお客さんいわく・・・
「お盆なので11日に墓参りに行ったら脱水症状になった。
早い時間の方が涼しいと思って午前中に行った。
草むしりなどしていると汗がとまらず汗だくになった。
その後バスで母親がいるホームに行った。
歩くときだんだん足が重くなってきて思うように歩けなくなった。
足はつらなかったので大丈夫かと思った。
それからしばらくして視界が白くなってきて、目の前がぼや~っとするのでまずいなと思った。
毎年同じように墓参りをしているのになぜ今年だけ脱水症状になってしまったのかわからない。
最後に胸の下の真ん中の方がぐ~っと痛くなってきた。
どうしよう。どこかで休まないと危ないと思っているうちにホームの看護師さんが「脱水症状でしょう」と気づいてくれて、空いているベッドで休ませてくれた。
看護師さんのお母さんは脱水症状で亡くなったので症状をよく知っているのだという。
全身汗びっしょりで洋服の色が変わってしまったくらいだった。
1リットルくらい脱水しているので、ポカリスエットを1リットル飲むように言われた。
「ゆっくり飲むのよ」
無料で血圧もはかってくれて至れり尽くせり親切にしてくれた。
血圧は100ちょっとだったけどもう動けると思った。
いつもは氷を持ち歩いているのに、この日は忘れてしまったのが悪かった。
家から持ってきた飲み水もぬるまっていた。
脱水症状から4日たってようやくスーパーに買い物に出てきたが、まだ体がほんとうではない気がする。どこかおかしい。
家では冷房が嫌いで使わない。いつもドライにしている。
水だけ飲んでちゃだめだと息子に言われた。
息子がスイカを切って食べさせてくれた。
ふだんはもったいないので自分のためにスイカなど買わない。
水ばかりで栄養が入っていない気がする。
でも食べたときとても美味しかった。
もっと自分のためにもスイカを買って食べるといい、と息子に言われた」
執筆者:椎名のらねこ
関連記事
-
-
1. ひとりでライブハウスに行く 昨年はコロナの年であったが、あちこち街を散歩しているうちにライブハウスとか、アートスペース(音楽/演劇/パントマイム/詩の朗読とか何でも発表できる場所)をいくつか発見 …
-
-
家事=女の仕事と思い込まない 地方の古風な家庭に育ったので、母親は専業主婦をして夫を支えるのが当たり前だった。 母親は、娘たちも同じ生き方をすることを望んでいた。 「女に学問はいらない」とよく言われた …
-
-
風呂上がりに新しい下着を身につけようとしたら、あのイヤな生乾きのニオイがした。 東京はこのところ雨が多く、なかなか洗濯物を干すチャンスがなかった。 とはいえ、着るものが足りなくなって待っていても晴れな …
-
-
某スーパーで試食販売をしていた。 このスーパーでは店長と副店長が店内をグルグルと巡回してなにか異常がないかをチェックしている。 11時ごろ、2人がなんとなく私の試食台のほうにやって来た。そして少し離れ …
- PREV
- コロソマ・カメ・ペンギンの夢
- NEXT
- なぜマネキンってわかったの!?