コロナ下おうちでキャンプ気分
投稿日:2021年5月4日 更新日:
ホームセンターのチラシをふと見るとテントが特売になっていた。
3000円弱だった。
『テントって、そんなに安いんだ!』と驚き、急激にテントの中で寝てみたくなった。
テント=キャンプといえば夏のイメージだが、このテントはマンションの自室に張るので逆に夏場は暑くてとても寝られないだろう。
とすれば、テントに寝るなら気候のよい今がベスト!ということで、急いでアマゾンで注文した。
部屋がせまいので1人用の簡易テントで十分だ。
最初、手軽なワンタッチテント(チラシではワンタッチシェードという名前だった)が面倒がなくていいと思ったが、アマゾンだと似たような商品がホームセンターの特売価格よりも高く3500円はするようだった。
ワンタッチタイプじゃないので検索すると税込2680円のテントがあったので、それを注文した。
配達されたテントはテントとは思えないほど軽かった。
でも説明書がついていなかったので組み立て方がまったくわからなかった。
しかたないので夫に組み立てを依頼すると、まるで以前このテントを組み立てたことがあるかのようにスムーズに組み立ててくれた。
テントは今までベッドがわりにしていたマットレスの上に置いた(板の間に直接置くと背中が痛い)。
テントの中に寝袋とか毛布を持ち込むととてもいい感じになった。
ずっとその中で本を読んだり、眠くなったらそのまま寝た。
頭のまわりに覆いとか、囲いがあるのはなんとなく安心感があって落ち着くものだ。
その夜はとてもよく眠れた。
翌日も部屋には張りっぱなしのテントがそのままある。
すると、なんとなく自分がキャンプに来ているように錯覚するのだ。
夕方、仕事から帰って、天気がよかったのでベランダの洗濯機で洗濯をした。
洗濯が終わるまで、窓を開けはなって、最近鉢植えした大葉、パセリ、バジル、パクチーにじょうろで水をやった。
外からひんやりした風が入ってきていい気持ちだ。
だんだん外が暗くなり、夜が迫ってくるのが実感される。
この昼間の暑さと夜の寒さが交代する時間に缶ビールを空け、外の様子を眺めながら飲んだ。
視界の中にテントがあるだけで、風も心地よいし、夕暮れもリアルに感じられるし、ビールもキャンプで飲んでいるみたいに美味しい。
ビールを飲んでいるうちに、外も部屋の中も真っ暗になり、キャンプ気分は嫌が上にも高まった。
キャンプファイヤーがあれば最高だが、ないので電気をつけずに風を受けながらスマホをいじった。
執筆者:椎名のらねこ
関連記事
-
-
睡眠 ◎脳内時計 腹時計ならぬ脳内時計(体内時計?)が内蔵されている。朝8時の電車に乗るときは7時50分に家を出る。その1時間前にデジタルの目覚まし時計をセットする。 ところが起床時間の数分前に自然に …
-
-
いつも風呂に入るのが面倒くさい。 冬場はとくに寒いので、服を脱ぐことに気がすすまない。 でも体が臭くなったら困るので、2日に1回はいやいや風呂に入るようにしている。 2日に1回というペースはズボラなだ …
-
-
繁華街に洋服を買いに行く 夫が「いま流行りのワンピースを買いに行こう」というので、4か月ぶりくらいに地下鉄に乗って買い物に出かけた。 夫はなぜか女性用の洋服を見たり選んだりするのが好きで、一人で気に入 …
-
-
PR誌の年間購読 数年前から出版社が毎月発行しているPR誌を年間購読している。 1冊100円程度で、冊子が軽いので携帯に便利。文字数は結構多いので、通勤中に電車で読むのにちょうどいい。 新刊の紹介文、 …
- PREV
- 男らしさの終焉/グレイソン・ペリー
- NEXT
- コロナ下トイレに籠城