コロナ下、星座早見盤
投稿日:2021年8月20日 更新日:
星空観察にはまる
東京の賃貸マンションの自分の部屋から東の空にとても明るい星が1つ見える。
「きれいだな〜」「すごく光ってるな〜」と思いながら、夜ベランダに洗濯物を干しながら眺めたりする。
ずっと眺めているうちに、その星の名前を知りたくなった。
とても明るい星には名前がついているような気がする。
通勤途中にある昔ながらの大きめの文具屋で「星座早見表はありますか?」ときいてみた。
2枚在庫があり、1枚が税込418円だった。
帰宅して、早速ワクワクしながら眺めてみるが、使い方がよくわからない。
私は星座早見盤を手にするのは生まれて初めてで、日時と時間の目盛があるのには興奮した。
子供の頃は地方にいたので、カシオペアとオリオンははっきり観察した記憶がある(学校で教わったのだろうか?)。
星座早見盤を買う前に「夏の星座」でスマホ検索してみた。
明るい星は「夏の大三角」の1つでいちばん明るい1等星の「デネブ」かもしれないと当たりをつけた。
ちなみに私が観察しているのが夏の大三角だとすれば、3つの星のうち2つの星しか東京では目に見えない。
すっかり星にはまつて、仕事からの帰宅時(9:00~10:00)に夜空を観察するのが楽しみになった。
マンションの自室の窓からだと東の空しか見えないが、職場から自宅までは南から北に向かって約30分歩くので、西の空もバッチリ見えて楽しい。
こちらにも北斗七星の一部のような小さな星の連なりが4-5個観察できた(そういえば子供の頃、北斗七星も見たことがある)。
それにしても、星座早見盤をみても、手もちの星の数が限られているために「コレ」という決め手に欠ける。
街灯の光が邪魔だったりするが、できるだけ長く目をこらしていると、もっと小さい星もチラチラ目に入ってくるようになる。
今夜は月がきれいで、雲に光輪が浮かび上がってとてもきれいな瞬間があつた。
月の左側にはデネブ(?)が、今日も誘いかけるようにピカピカ光っている。
思わずスマホで写真を撮ると、目視したのとは違う感じに写っていて、さらに実際にはなかったUFOみたいな光が写りこんでいた。
今度プラネタリウムに行ってみるといいかもしれない。
プラネタリウムに行った
前もって予約をしてから、休日にプラネタリウムに行った。
電車で行ける範囲内にプラネタリウムは数館ある。
今、夜空に見える星について解説するプログラムがあるプラネタリウムを選んだ。
私が東の空を見て夏の大三角のデネブと思っていた星はデネブではなかった。
夏の大三角は自分の頭の真上に出ているらしい。
私がベランダから眺めていたのは、百均でコンパスを買って調べると、南東の空だった。
いちばん明るいのは木星で、その右側に見えるのは土星かも。
今、東京から木星と土星がはっきりと見え、方角も南東の空だという解説があったので。
プラネタリウムで、東京の街からすべての街灯を消し、汚れた空気をきれいに変えた空の映像が流れた。
見たことないくらい無数の星がきらめいており大変美しかった。
どこか空気のきれいな場所に行ってリアルな空でも満天の星を眺めてみたいと思った。
あと星座早見盤などで1等星とあっても、地球からの距離によって、たとえば2等星の方が肉眼で明るく見えることもあるという。
夏の大三角の星も、星座早見盤ではデネブがいちばん明るく見えそうなのに、実際によく見えるのはベガの方らしい。
見えている星の名前を特定するのは、素人にはとても難しい。
執筆者:椎名のらねこ
関連記事
-
雲が好き 雲を見るのが好きで、歩きながらよく空を眺めている。 先日ふと思いついて、図書館で雲の本を借りてみた。 イギリスのギャヴィン・プレイター=ピニーが書いた『「雲」の楽しみ方』だ。 2週間では読み …
-
ぶにゅっと飛びだすボール 試食販売が終盤になったころ、きれいな若いお母さんときれいな小学生の息子さんがやってきて、息子さんだけ試食してくれた。そして味を気に入って買ってくれた。 お母さんは試食せず、近 …
-
アメリカ編 『食べることも愛することも、耕すことから始まる』クリスティン・キンボール(著) (※ネタバレありです) ファッショナブルなニューヨーカーの記者が、取材相手のペンシルヴェニアの農夫に一目 …
-
ホームセンターのチラシをふと見るとテントが特売になっていた。 3000円弱だった。 『テントって、そんなに安いんだ!』と驚き、急激にテントの中で寝てみたくなった。 テント=キャンプといえば夏のイメージ …