偏食の子供を心配するお母さん
投稿日:2019年1月4日 更新日:
◎肉が苦手な子供
某スーパーでスペアリブの試食販売をしていた。
お母さんと4歳くらいの男の子がやってきた。
大半の子供は肉が大好きなので、いちばん大きく切った肉の塊を小皿にのせてつまようじを刺して手わたした。
子供はお肉を口いっぱいに頬張ってうれしそうに見えたが、お母さんが「ふだんは肉を食べないんですけど」というので驚いた。
試食販売はスーパーにおけるミニ屋台みたいな存在なのだろうか?
子供はその非日常性にひかれて、家では食べないものを喜んで食べるというパターンがときどきある。
肉が嫌いな子供が、調理のにおいにつられて、肉に引き寄せられ、「食べたい」といって積極的に口にする。
子供は食べるのに時間がかかるので、その間お母さんと雑談をかわしていた。
肉が嫌いだというので、「じゃあ、お魚が好きなんですか?」と聞くと「NO」という。「野菜は?」と聞くと「NO」という。「じゃ、なにを食べているんですか?」と好奇心でたずねると「なにも食べない」「豆とか芋を食べている」という答え。
他人事なので、「でもいずれその時が来たらいろいろ食べ始めますよ」といい加減なことをいうと、「そうですかねぇ・・・」と、お母さんはすごく心配そう。
私には子供がいないのでその気持ちはわからない。
でも、今回積極的に肉を食べにきてくれたことからもわかるように100%食べれないわけではないのだ(げんに今食べている)。
そして突然の「ひき肉は食べるんですけど・・・」というお母さんの告白に耳を疑った。
試食する子供の中には、肉が好きだけどなかなか飲み込めない子供がいる。そのことをお母さんにいった。
肉のにおいや味がきらいなのではなく、問題は喉の細さ・キャパシティなのではないか?
そう気づいたので、肉をやわらかく煮た後で、小さく切って子供さんに与えては?と提案してみた。
たぶんどんな肉でも、ひき肉のサイズにしたら喉につっかえずに飲み込めるはず。
おうちで試して、うまくといくといいな。
◎野菜が苦手な子供
別の日にスーパーで野菜の試食販売をしていたときもこんなことがあった。
野菜炒めを子供が「食べたい」といって「おいしい」といいながら食べているので、野菜が好きなのかと思ったら、野菜が苦手な子供なのだとお母さんがいう。
そのときはニンジン、ジャガイモ、玉ネギ、ピーマンを細切りにして炒め、市販の野菜炒めのタレで味付けしていた(野菜売り場で野菜のそばに置いてあるもの)。
とてもカラフルな野菜炒めなので子供がつい手に取ってみたくなる気持ちもわからなくもない。
そして子供は食材を食べやすく小さく切ってあるほうがたぶんたくさん食べられる(小さく切ってあっても子供は大人に比べて食べる速度がとても遅いと思う)。
子供が野菜を食べないときは、材料を小さく切ったカラフルな野菜炒めを試してみてはいかがでしょうか?
執筆者:椎名のらねこ
関連記事
-
-
花粉症に紅茶!? 某スーパーで試食販売していたとき、お客さんが昔々、花粉症で苦しんだ話をしてくれた。 お客さんが飲んでいる紅茶の話がきっかけだった。 お客さんは紅茶の茶葉を買って、湯をそそいで紅茶をい …
-
-
ぶにゅっと飛びだすボール 試食販売が終盤になったころ、きれいな若いお母さんときれいな小学生の息子さんがやってきて、息子さんだけ試食してくれた。そして味を気に入って買ってくれた。 お母さんは試食せず、近 …
-
-
◎「マネキン」とは? 業界用語でスーパーや百貨店に立っている試食販売員のことを「マネキン」といいます。 約5年前に、ふと「なにか新しいことをはじめたい」と思い、飯田橋のマネキン会社に登録したのがはじま …
-
-
◎ミイラ取りがミイラに 試食販売はお客さんとおしゃべりする仕事でもある。 たとえば、新商品のパンを食べてもらって感想を聞く。 「もっとここをこうして欲しい」という要望があれば聞いて報告書に記入する。 …
- PREV
- おうちでトルティーヤ・ラップサンド
- NEXT
- トラウマは克服できるのか?