試食販売の七つ道具
投稿日:2018年2月5日 更新日:
(一)調理ハサミ
「店頭でナイフ使用NG」のスーパーが多いので調理ハサミは必需品です。肉も魚も野菜も切れます。ただしローストビーフなどはハサミでは切れないのでバックヤードに行ってナイフできれいにカットします(販売のためにはずっと店頭に立っているほうが有利です)。
調理ハサミを使いなれるととても便利で、家でも包丁のかわりによく利用するようになりました。包丁を使えばマナイタも一緒に洗わなければなりませんが、ハサミだと洗う部分が少なく片づけがかんたんです。
(二)ビニール手袋
調理人の必需品です。これも100円ショップで買えますので家でも利用するようになりました。家では肉や魚を扱ったり(ハンバーグをこねたり生魚をおろしたり)、油の片づけをしたり、掃除をするときに使っています。「手がべたべたしそうで嫌だな~」という局面でおすすめです。
(三)トング
試食販売で調理をするまでトングとはあまり交流がありませんでした。家に1つはあってサラダをとりわけるときに使うことはあったけれども、登場するのはそれくらい。調理の際は箸のほうが使いなれていて小まわりもきいて便利だと思っていました。でもたしかにパスタを皿にとりわけるときとか、重い肉を扱うときにはトングのほうがうまくつかめるかもしれません。
(四)キッチンペーパー
ウェットティッシュと並んで、これがなくては掃除できないし、清潔をたもてません。ただしウェットティッシュは独立していますが、キッチンペーパーは除菌スプレーとペアを組むことが多いです。家庭ではおなじみの調理アイテムですね。
(五) トレー
ここからはとくに家庭でおすすめというわけではありませんが、トレーは店頭で料理をくばるときには必須です。手が疲れるので小さくて軽めのもの、すべりどめ加工になっているものも便利です。
(六)テーブルクロス
お店から借りる試食台は古びてぼろぼろになっているものもあるのでテーブルクロスをかけてきれいに見せます。やっぱり販売は「目立ったもん勝ち」の部分があるので明るい色のクロスがおすすめです。
(七)エプロンと三角巾
試食販売者の基本スタイルです。エプロンの下は白いシャツと黒いズボン。スーパー店内は冷蔵庫の中みたいに寒いのでシャツの下に何重にも重ね着しています。冬はカイロが必須です。
そういえば最近はマスク要着用の店も多いですね。
(七)以外は、通常100円ショップで購入できます。
執筆者:椎名のらねこ
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