なんとか自分を元気にする方法

コロナで生活が楽になったような、苦しくなったような

「 本 」 一覧

殺人者の顔/ヘニング・マンケル

2024/12/14   -

(※ネタバレありです) スウェーデンの作家ヘニング・マンケルが書いた『殺人者の顔』を読んだ。 大人気のクルト・ヴァランダーシリーズ第1作目だ。 想像を超える面白さで、衝撃を受けた。 舞台はスコーネとい …

異国に死す/ドナ・レオン

2024/12/10   -

(※ネタバレありです) コロナ以前にヴェネツィアに旅したことがある。 ヴェネツィアは「世界一映画っぽい街」だと思い、とても気に入った。 つまり街全体がまるで映画のセットのような場所だと・・・ まぁ世界 …

のらねこ

応仁の乱がわからない

2024/12/04   -

学生時代に日本史の授業でならったはずの応仁の乱。 日常生活を送っていて本などを読んでいるときたまに「応仁の乱以降…」といったフレーズがでてくることがある。 これまでずっと「応仁の乱」という言葉は聞かな …

もつれ/ジグムント・ミウォシェフスキ

2024/11/20   -

(※ネタバレありです) ポーランドのミステリー小説 日本ではポーランドのミステリー(犯罪小説)が紹介されることは少ない。 というのも、そもそもポーランドは歴史の中で、主権国家としての存在をロシア、プロ …

あなたの燃える左手で/朝比奈 秋

2024/11/05   -

(※ネタバレありです) 朝比奈秋が書いた『あなたの燃える左手で』を読んだ。 彼の著作を読むのは、『私の盲端』に続く2冊目だ。 前知識はゼロだったので、小説の最初の舞台がウクライナのドンバスだったことに …

名古屋駅西 喫茶ユトリロ/太田忠司

2024/10/23   -名古屋めし,

(※ネタバレありです) 名古屋へ、人生初の一人旅 今年の2月に人生初の一人旅に出かけた。 行き先は、遠すぎず近すぎず東京から1泊2日で行きやすそうだったので、名古屋にした。 行く前に友人・知人から名古 …

私の盲端/朝比奈 秋

2024/10/22   -, 健康

(※ネタバレありです) 私の盲端 朝比奈秋著『私の盲端』を読んだ。 書評を読んで興味をひかれたからだ。 『私の盲端』は、今まで読んだことのない内容だった。 著者は医者だというが、確かに体とか内臓とか、 …

ジャングルへ行く!:医者も結婚もやめて/林 美恵子

2024/10/22   -

(※ネタバレありです) 林美恵子著『ジャングルへ行く!』を読むと、『こんなに面白い人がいるんだ!』と感動させられる。 親が医者で、本人も医者となるべく育てられ、実際に東京で整形外科医として毎日忙しく働 …

犬

若年性認知症をうたがう

2024/10/12   -若年性認知症,

夫の若年性認知症をうたがう 同学年の夫は現在53歳だ(私は早生まれで52歳)。 もともと記憶力が良い人なのに、最近とても忘れっぽくなった。 『老化のせい?』と考えると、『まぁ、しかたない』と思えるが、 …

認知症の人の心に届く、声のかけ方・接し方

認知症の人への接し方がよくわかる本

2024/02/02   -認知症, , 健康

認知症の人の介護にかんするオススメ本は、髙口光子著『認知症の人の心に届く、声のかけ方・接し方』です。 認知症の人が目の前でいわゆる「問題行動」のようなことをしているときに、どのように声をかけたらいいの …

認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由

認知症のことがよくわかるオススメ本

2023/10/20   -認知症, , 健康

(1)認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由ー5000人を診てわかったほんとうの話/木之下徹 認知症と軽度認知障害の人を合わせると2020年の時点で1000万人を超えるそうだ。 実際、 …

白夜の爺スナイパー/デレク・B・ミラー

2023/08/26   -

(※ネタバレありです) 英題:Norwegian by Night (2012) 舞台はノルウェーで、主人公はシェルドン・ホロヴィッツという名の82歳のユダヤ系アメリカ人。 この設定もさることながら、 …

音楽/小澤征爾&武満徹

2023/08/26   -

中国とのかかわり 音楽についての本質的な話や原始的な話を作曲家の武満徹と指揮者の小澤征爾がざっくばらんに語り合った貴重な記録。 最初に意外だったのは、2人とも6歳までの子供時代を中国で暮らしていたこと …

作家志望者が登場する小説2作

2023/07/19   -

(※ネタバレありです) 1. 念入りに殺された男/エルザ・マルポ 著者のエルザ・マルポはは1975年フランスのアンスニ生まれ、ナント育ち。 小説の舞台は前半はフランス北西部のナントの村、後半はパリ。 …




 

椎名のらねこ

コロナで仕事がなくなり、現在は徒歩圏内の小売店でパートしてます。自分の気晴らしに、読んだ本、美味しかったものなどについて昭和的なセンスで記事を書いています。東京在住。既婚/子なし。