なんとか自分を元気にする方法

コロナで生活が楽になったような、苦しくなったような

『羆嵐』by吉村昭

2018/09/06   -

『羆嵐(くまあらし)』by吉村昭(新潮文庫) (ネタバレありです) ◎あらすじ 1915年12月9日、北海道の三毛別六線沢(さんけべつろくせんさわ)の村落でヒグマが2人の人間を襲った。 ヒトの味を覚え …

なぜマネキンってわかったの!?

2018/08/29   -試食販売

仕事がえりに近所のスーパーに立ち寄った。 チェーン店舗が2軒しかない昔風の小型スーパーだ。 あまり儲ける気はないように見える。従業員が食っていければいいという感じ。 10時閉店なので刺身などは8時にな …

熱中症になったお客さん

2018/08/17   -お客さん, 試食販売, 生活

60代のお客さんいわく・・・ 「お盆なので11日に墓参りに行ったら脱水症状になった。 早い時間の方が涼しいと思って午前中に行った。 草むしりなどしていると汗がとまらず汗だくになった。 その後バスで母親 …

コロソマ・カメ・ペンギンの夢

2018/08/17   -

ふと部屋にそれがあることを思い出した。 かなり長い間カーテンを閉めっぱなしにして部屋の奥に放置していたのだ。 水槽の存在自体が頭の中から消えていた。 水槽の高さは自分の背丈くらいあった。 一般家庭では …

『博士と狂人』byサイモン・ウィンチェスター

2018/08/12   -創作の現場, イギリス,

サイモン・ウィンチェスター著『博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話』(ハヤカワノンフィクション文庫) (※ネタバレありです) オックスフォード英英辞典をめぐるスリリングな裏話 英語に関心のある人 …

『ガセネッタ&シモネッタ』by米原万里

2018/08/06   -

(※ネタバレありです) はじめに 米原万里さんはロシア語の同時通訳者です。 数々の文学賞を受賞した作家・エッセイストでもあります。 『ガセネッタ&シモネッタ』は米原万里さんの外国ネタ満載のエッセイ集で …

『重版出来』by松田奈緒子

2018/07/26   -創作の現場, 漫画

『重版出来』(じゅうはんしゅったい) by松田奈緒子 (※ネタバレありです) ◎まえがき 本当に漫画って面白い! 漫画家はすごい! 漫画雑誌はこんなふうにつくられる。 漫画家はこんなふうに漫画を創作し …

『一発屋芸人列伝』by山田ルイ53世

2018/07/20   -

※ネタバレありです ◎感想 著者の山田ルイ53世が同業者の芸人にいっさいおもねって(気に入られようとして)いないのがいい。 文中に細かく挿入される著者のツッコミが面白い。 的確な比喩・タトエに感心する …

大企業で働くのは大変

2018/07/14   -試食販売, 生活

◎はじめに 普段は一人でスーパーに行って朝から晩まで試食販売の仕事をしているが、この夏、登録しているマネキン会社からいつもと違うタイプの仕事を依頼された。 スーパーではなく某大手食品メーカーの本社に出 …

『家栽の人』by毛利甚八

2018/06/24   -漫画, 裁判

はじめに 裁判にはまっている。 関連本をいろいろ読んで、実際に裁判の傍聴にも行ってみた。 法廷には、読んでイメージするのとはまったく違う世界がひろがっていた。 そしてまた本を読み、漫画を読み・・・ 裁 …

『羆撃ち』リターンズ

2018/06/11   -

『羆撃ち』を読了して 先日、久保俊治著『羆撃ち』を読了して記事を書きました(『羆撃ち』by久保俊治)。 この本は久保氏の狩猟に関する回顧録であり、40年以上前の出来事が生き生きと著述されています。 最 …

『羆撃ち』by久保俊治

2018/06/04   -

(※ネタバレありです) あらすじ・感想 2009年に出版されたリアル狩猟記で、ハンターは北海道に住む久保俊治氏。 内容はざっと4部に分けられる。 1「起」:ハンティング事始め 2「承」:熊撃ち猟師とし …

初傍聴裁判の判決を聞きのがした

2018/06/01   -趣味

まえがき 先日東京地裁に初めて裁判の傍聴に行った話を書いた(裁判傍聴はリアル人間劇)。 新件の刑事事件で容疑は窃盗。 前回は13:30~14:30の1時間の審理を経て、判決は次回への持ち越しになった( …

『法服の王国』by黒木亮

2018/05/29   -, 裁判

(※ネタバレありです) あらすじ/テーマ 憲法を守り、人権を守る、誠実な裁判官の半生を描いた小説。 裁判官の歩む道は2つに分かれているようだ。 1.出世コース 2.憲法・人権の擁護者として歩むイバラの …




 

椎名のらねこ

コロナで仕事がなくなり、現在は徒歩圏内の小売店でパートしてます。自分の気晴らしに、読んだ本、美味しかったものなどについて昭和的なセンスで記事を書いています。東京在住。既婚/子なし。